Final tightening本締め

ボルト本締めの重要性
鉄骨建方で組み上げた鉄骨同士を、水平・垂直方向を整えつつ固定する工程を「ボルト本締め」といいます。
ボルトは一度に強く締めこむと、鉄骨の接合部に遊びがなくなり、まだ締めていない箇所の接合部分にずれや歪みが生じることがあります。そのため、「一次締め」と「本締め(二次締め)」という工程に分けて締め付けを行います。
単純な作業に見えますが、安全性、スピード、そして正確さが求められる重要な作業です。
鉄骨接合を支えるボルト本締めの工程
- 一次締め
- 鉄骨建方で一時的に使用された仮ボルトを、高い強度を持つ高力ボルトに差し替えます。その後、専用の工具を用いて、ボルトを過度に締めすぎないよう注意しながら一次締めを行います。この作業は、鉄骨同士の仮固定を確実に行い、後の本締めに備えるための重要な工程です。
- マーキング
- マーキングは、ナットやボルトに目印を付ける作業で、「ナットとボルト」や「ナットと座金」が一緒に回ってしまう「共まわり」や、異常な回転量などの不良を発見するために行います。目印を確認することで、締め付け状態が正しく維持されているかを簡単にチェックでき、安全性を確保します。
- 本締め(二次締め)
- 本締め(二次締め)は専用の機械を使って行います。トルク値が小さいと、部材同士の接合が不十分になり、逆にトルク値が大きすぎるとボルトが破損する恐れがあります。そのため、規定のトルク値で確実に締め付けられているかを確認しながら慎重に作業を進めます。